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故宮特別展 蘇軾筆「黄州寒食詩巻」など展示

2014年08月08日

【新唐人2014年8月8日】台湾国立故宮博物院の書画作品6点が「翠玉白菜」の入れ替えとして5日から、東京国立博物館で開催されている「国立故宮博物院—神品至宝」展で展示されています。4日の特別内覧会では、周美青総統夫人が名誉団長として出席しました。

 

4日、馬英九総統の夫人、周美青さんが東京国立博物館の特別内覧会に名誉会長として出席しました。総統夫人は今回、台湾の子どもコーラス団「台湾原声童声合唱団」を引き連れ、来日しました。

 

純粋で清らかな子ども達の歌声は、内覧会に出席した重量級の来賓たちに感動を与えました。東京国立博物館の錢谷館長は、人気を博した翠玉白菜に続き、後半の書画作品も日本で共鳴を呼ぶだろうと述べました。

 

東京国立博物館 錢谷真美氏

「6月24日に開幕しました本展は、早いもので会期の前半を終了しました。開幕直後の2週間は美しい翠玉白菜が大きく話題となり、すでに22万人を超える多くの方々にご来館をいただいております」

 

特別展では故宮博物院の代表的な文物186件が展示されます。うち、日本でもよく知られる北宋の蘇軾の「行書黄州寒食詩巻」。日本とは特別な縁があります。

 

1860年、北京の円名園がフランス・イギリス連合軍によって焼かれ、故宮から国宝数百点が略奪されました。「黄州寒食詩巻」は紆余曲折を経て、1922年、日本に流れ着き、当時の富商、菊池惺堂氏に収蔵されました。

 

台湾国立故宮博物院 馮明珠院長

「1923年 関東大震災の時、菊池氏は2件を救い出しました。『黄州寒食詩巻』と

『瀟湘臥遊図巻』です。この2件の文物は同じ運命を辿り、『黄州寒食詩巻』は中華民国の国宝に「瀟湘臥遊図巻』は日本の国宝に定められました」

 

神品至宝特別展の後半に展示される書画作品の理念は、日本でも同様に共鳴を呼び、多くの愛好家の期待に背かないものと思われます。特別展は9月15日まで開催されます。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/04/a1127928.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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